温かな気持ち
息子、5ヶ月になりました。
お座りがだいぶ上手になってきました。でもちょっと油断すると…
ゴローン。
です。
先日は戸越銀座にある保健センターへ行ってきました。
私はかつて品川区に住んでいました。その際、妊婦健診の費用を区から助成してもらえるのですが、その条件が東京23区内の産婦人科でなければならないのです。
私は横浜市内の病院へ通っていた為この助成が下りず、分娩後、別で申請しなければならなかったのです。
というわけで、その申請をしにわざわざ戸越銀座までやって来たというわけです。
バスで最寄り駅まで、そして田園都市線、大井町線、池上線と乗り継ぎ(またもや東急ばっか)、正味1時間の旅。
当初は電車での移動なんて一人で出来るかしらと心配しましたが、やってみると慣れるもんです。
ベビーカーやキャリアで赤ちゃん連れのお母さんはしょっちゅう見ますし、それになかなかの確率で席を譲ってくれます。
今回はバス停で並んでいる時から人々の暖かさに触れました。
前に並んでいたおばさんに話しかけられ、世間話をしていたらバスが来て、「寒いから先に乗りなさい。」と順番を譲ってくれたり、
バス車内では親子がお婆さんに席を譲っていたのですが、そのお婆さんが「ほら、あなた座りなさい。揺れてぶつかったら大変よ。」と逆に譲られたり。(2席空いたのでそのお婆さんも座りました。悪しからず。)
電車内でも、70代くらいのおじいさんに「どうぞ」と言われ、「そんなそんな、大丈夫です。」と言ったと同時くらいに隣のお姉さんに「こちらどうぞ。」と席を譲られ。(遠慮なく座りました。)
また着席中、隣に50代くらいの色黒ガテン系、ちょっとコワモテのおじさんが座ってきて、「うわぁ…ぐずったら嫌な顔されそうだなぁ」と警戒していました。すると息子はそんなおじさんの顔をジッと見つめておりました。
(おいおいっ。どうせなら隣のおばさんにしなさい。)と思っていたら、息子に向かって無言で「バァ〜」「イィ〜」と目を丸くさせたり口を開けたりしているおじさんが正面の窓越しに写っていました。
世の中まだまだ捨てたもんじゃないなぁと思いました。
保健センターの用事が済んだあとは、かつてのマンション近くの美容院へ。妊娠中動けなかった時、お風呂に入れなかったのでシャンプーしに来ていたのでした。
夫婦で経営していて、私が通っている間に奥さんも妊娠。うちの息子と2ヶ月違いで産まれたのでした。
そんな縁でメールをやりとりしてきてやっと今回一年ぶりにご対面。
一年前を振り返りながら、「あの時も桜の季節だったよね〜。」「なんだかお互いに子供がいるなんて不思議だねぇ〜」と幸せを噛み締めたのでした。
あったかいなぁ〜。
by kaorelax0307
| 2010-04-03 10:34
| 東京