カオリラックスのリラックスブログ

熊野詣でに行って来ました。その7<玉置神社in十津川>


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玉置神社の駐車場から熊野方面を眺める。


これで熊野の旅はラストです。
今回は奈良の十津川にある玉置神社へ行きました。

実はこの旅の中で、
もっとも重要度の高い場所と考えていたのがここです。
本来の目的はここで、
熊野本宮大社や川湯温泉はついでと言っても過言ではないほどです。
あぁー、すでに過去の出来事だというのに
今この日記を書きながら興奮してます。
それぐらい、思い入れの深い場所となりました。

地図で言うとココ。

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青く囲ったところが玉置神社。
どこから行っても遠い遠い場所です。

ここはかつて
吉野から続く大峯奥駆道の終点として
修験者たちが目指した熊野の奥の院です。

とても険しい道ゆえ、行く人を選ぶとか。
神に好まれると
天候良く障害もなくスムーズに行けるそうだが、
神に嫌われた人は
道中事故したり悪天候で行けなくなったりするらしい。。。

旅立ち前、その事を知った私は
無事にたどり着けるだろうかと不安でした。

まず、なぜここへ行こうと思ったのかと言いますと、
実は年末、ある人に言われたのです。
「十津川の玉置神社へ行きなさい。
そしたらあなたのダンナさんは必ずインスピレーションを感じて
仕事に大きな影響を及ぼすから。」

うちのダンナさん、
家具職人目指してただいま勉強中。
私自身、それに対してそんなに不安は感じてないのですが、
やはりちょっとは心配。
そんな時にある人から言われたのでした。

そこで早速調べてみると、
なんと紀元前37年に、
標高1000m付近に建てられ、
とても神秘的な場所で
最強のパワースポットと言われているらしいことがわかりました。

ダンナくんのためというよりも私のほうが、
「これは行かねば!」と身震い立つような気持ちになり、
ダンナくんには「ある人から言われた」ことは
これっぽっちも言わず(今も言ってない)
旅行計画を立てたのでした。


不安は的中!
実は前日、熊野についた日の午後に
玉置神社を目指していたのです。
地図で言ったら熊野本宮大社から右回りの
169号線を使って行ったのですが、
なんとあと2、3kmのところで通行止め。

ガーーーーーン!!
ショックでした。
私は神様に嫌われているのかも。
もっと心を強くしてから来なさいということで、
今は行くべきではない場所なのかも。
色々なことが頭をよぎりました。

その日はとりあえず熊野に戻り、
温泉に入り、
熊野本宮大社にて八咫烏神事を行い、
充実した時間を過ごしました。
でも、やっぱりどうしても諦めきれない!!

そこで夜、
ホテルの方にお伺いして調べてもらったところ、
左回りの168号線なら大丈夫とのこと。
ただし、
路面が凍結しているのでチェーンが必要。。。

一応、チェーンは持ってきていました。
しかし、チェーン走行での山道は初めてだし
油断なりません。
これでたどり着けなかったら
今度こそ自分には何か足りない事があるんだと思おう。

そして翌日、
熊野古道を歩いた後の2時ごろ出発。
途中までは順調でした。
十津川温泉を抜け、熊野川を渡り、
玉置山への山道に入りました。

ちなみにこの辺りを襲った昨年9月の台風12号。
その影響で
私たちが熊野川を渡ったすぐそばの橋は、
完全に倒壊していました。→ニュース記事
ニュースでは何度も目にしていましたが、
それと同じ場所にいるなんて到底思えませんでした。


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どんどん山深くなってきました。


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ひぇ~!民家がちっちゃい。
それでもこの辺りはまだまだ路面凍結もなく順調でした。
なにせ1000mまで登るんですからね。
まだまだ先は長いです。

『玉置神社まであと7km』
の標識が出始めた辺りから
積雪が目立ち始め、減速を余儀なくされました。
(信じられないでしょうがなんと私が運転!)

そしてとうとうやってきました。
ちょっとヤバイなというところを
ソロソロと走ったのですが
ハンドルが取られて全く前へ進めません。

お互い初めてのチェーン付けに30分ほどかかりました。
陽がだいぶ傾いてきました。
たどり着いても陽が落ちては参拝できません。
(ライトアップなどあるわきゃなし)
もう心臓はドッキドキ。

チェーンをガリガリ言わせながら
時速は10kmほど。
無事にたどり着けるのか焦りながらも、
とにかく慎重に前へ進みます。

カーブを曲がっても曲がっても、
and、曲がっても曲がっても、
more、曲がっても曲がっても、(しつこい?)
出てくるのはまたカーブ。

特に『あと2km』からが長かった。
「やった!あと2km!」と思ったのに
その2kmは20kmに感じるほど長かったです。


そして・・・

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ようやく着きました!
達成感が凄い!!

冒頭の写真をもう一度。

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これは到着時の写真です。
やばいです。陽が落ちてきています。
本殿まではここからさらに
徒歩15分。
息子の足を考えるとそれ以上。。。
着いたと思わせておいて
参拝させてくれない可能性も大いにある。
もったいぶらせて神様のいじわるっ!

・・・というわけでまたまた焦るのですが、
この雪道。

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途中まで息子も歩いていたのですが、
雪遊びしだしたりして
ホントに日が暮れそうだったので
担いで進みました。

とか言いながら、本殿に近づくにつれ
たくさんの巨木達が現れ、
私たちを圧倒させました。

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玉置神社は「杉の巨樹群」と言われる
巨木たちがまさに群れをなしてそびえ立っているのです。


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この大きさ、
わっかるかなぁ~
わっかんないだろうなぁ~。


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この穴に余裕で立ったまま入れます。


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ついつい見とれて足を止めているうちに、
夕日が時刻を教えてくれました。

しかしこれでもか、これでもかと
次々に現る巨木達。

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やばい、とうとう暗くなってきた。

そしていよいよ本殿到着~!のところに、
デデデーーーン!と
ここで最も大きい樹齢3000年クラスの大杉現る!!

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これには圧倒。
見た瞬間、マンガの「ジャーン!」な感じ?

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↑マンガのジャーン!
この真ん中に巨木が立ってるとお考えください。
それくらいの衝撃でした。

写真ではわかりにくいですが、
根元に巻かれたしめ縄の左側の高さが
私の身長の倍くらいの位置だといえばわかりますか?

その大きさもそうなんですけど、
なんでしょうか、ものすごい威圧感なんです。
行った者にしかわからないとは思いますが、
鳥居から山道の参道を歩き、
その途中の巨木達に「よぅ来た。」と迎えられているような抱擁感。
神様がいても何ら不思議はないと思わせる、
非日常的な別世界。
この山全体が聖域であり、
いるだけで自分の心が無になってしまうような、
そんな神々しさを感じるんです。
ホントですよ。

私の写真では限界があるので、(出直してきます)
とっても素晴らしく撮られた方のブログを是非ごらんください。
これを見たら、きっと行きたくなりますよ。

はぁ~~、ほぇ~~、ぽわ~ん・・・
としていたら、面白いもの発見しました。

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手水が凍っています。
柄杓も凍って取れません。
なんとか取れた柄杓で
めちゃめちゃ冷たい水を使って
身を清めます。
引き締まるぅ~。


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参拝を終え、5時ギリギリ。
今年から始めた御朱印コレクションに
どうしても玉置神社を加えたい!!
そして急いで社務所に行ったら快く受けてくださいました。


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これは書院造の社務所。
国の重要文化財です。
ものすごく趣があります。
1804年の建立だそうです。

私は社務所を含めた玉置神社の社殿を
写真に収められなかったのが唯一の心残り。
帰りの参道が真っ暗になるので
陽が落ちてしまう焦りで忘れていました。
なのにしっかりご朱印もらってるあたりがなんとも・・・

今まで色んな神社へ行きましたが、
こういう神社はなかなかないです。
ここの建物は山伏の修行の場だからなのか、
華美な装飾がなく、ツヤツヤ感もなく、
質素ながら
それでいて荘厳さが半端無い。
伝わってますか?
伝わってないだろうなぁ。
こういうとき、己のボキャブラリーの無さに残念無念です。

頑張って続けますと、
他の神社とは明らかに何かが違う。
「ちょっくら神頼みでもすっか」
「とりあえず初詣しとこう」
的な感覚では絶対に行けないところです。

その道のりの険しさももちろんですが、
自分自身が絶対にここへ行きたいという
強い気持ちがないと
行ってはいけないような、そんな気がしました。

よく伊勢神宮なんか行くと、
「心がすーっと清められるような感じ」とか言いますけど、
そうじゃなくって、
恐怖に近いものを感じるんです。
心を清めてから行く、というほうがふさわしいかもしれません。
そう言う意味では、
一日目はたどり着けませんでしたが
それがよかったのかもしれません。



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ありがたく御朱印をいただき、
(熊野本宮でもいただきましたっ)
急いで参道を戻ると


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空一面の夕焼けと
影となった山々のグラデーションに
「この旅、お疲れ様でした」
と言われたような気がしました。


今回は時間がなくて行けなかったのですが、
社務所内には
狩野派による花鳥画が描かれた襖絵があるらしく、
是非ともまたお伺いしたいと思います。

このブログで興味を持たれた方は
是非足を運んでその目で確かめてみてほしいです。

しかし、行く人を選びますがね。フッフッフ。

ちなみに肝心のダンナくんのその後・・・は、
学校で勉強したことの日誌をつけ出したり、
なんとなくですが、顔つきが変わったような変わってないような。。。?
長い目で見守って行きたいと思います。




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by kaorelax0307 | 2012-02-03 20:45 | 熊野詣2012