広橋ふるさと運動会
ノスタルジックな雰囲気漂うこの建物は、
お義父さんの通っていた小学校です。
こんな山の中にある小学校で育った子供たちがうらやましいなぁ。
この学校は14年前に廃校となったそうなのですが、
14年前って結構最近!
だって、最後に卒業した6年生は今26歳くらいでしょ?
わぁーいいなぁ!私もここに住んでたら通えたってことよね。
でもきっと、当時ここに住んでたら、この良さはわかんなかっただろうなぁ。
窓に顔引っ付けて覗いたら、かまどがあった。
ここは給食室かな?
当時は敷地内に幼稚園も併設されていたようだ。
校舎から上へ登ると運動場があって、そこからの眺め。
下市町が一望できます。
すばらしい!!
なぜ私がこんなところに侵入しているのかというと、
今日は町を出た人たちもこの日のために戻ってくるという大イベントの日。
ふるさと大運動会が開催されていたのであります。
廃校になった14年前からこの運動会が始まったそうです。
廃校になるのは残念だけど、こういう交流はとっても良い事のような気がする。
たぶん来年からはこの集落に住んでいる予定なので皆様に顔を売っておかなきゃね。
地域ごとに入場行進して整列。
総勢100名くらいはいただろうか。
正直、この過疎が進んだ町で運動会なんて成立するのだろうか、
老人ばかりの寂しい運動会なのではないだろうか、
と、勝手に心配していたのは本当に勝手でした。
みんな市外県外からたくさん帰省していたようでした。
来賓などの挨拶、開会宣言、準備体操などの開会式が終わると、
運動会恒例の玉いれから始まり、
小学生以下の子も参加できる競技あり。
この時はちびっこ玉いれでした。もちろん参加。
威勢よく行進中。
息子、勢いよく投げようとするとなぜかボールが後ろに。
(左矢印の玉は彼が投げたボール)
息子はほかにも幼児限定、徒競走にも参加。
走った先にお菓子の袋が置いてあるという、馬人参と同じシステムで走らされる。
位置について、のポーズは誰よりもさまになってます。
だって、先にはお菓子が待っているんだもの。ヒヒーン!
走るのもお菓子も大好きだから嬉しいよね~。
ほかにも趣向凝らした面白い競技多数。
一番面白かったのは、林業の盛んな吉野ならではの競技。
木の棒を決められた重さだけ切るというもの。
たとえば200gと言われたら200gになるように木を切って計量。
近い人順に順位が決まります。
駐在さんも参加。
なんか新喜劇みたい。
ほかにマイクで実況・解説しているおじさん(たぶん自治会長さん)も面白くて、
「○○のおやじ!ここで頑張らなどこで頑張るんやー!」
「△△ちゃんファミリーの対決や!」
「□□の住職!檀家が離れるで~」
などと、実況というより野次に近いというか、
みんな顔見知りだからポンポン名前が出てきて
とっても家族的な運動会でした。
下市町のゆるキャラ「ごん太くん」と一緒に。
なぜごん太なのかというと、
『この下市町が歌舞伎「義経三本桜」3段目の「すし屋の段」の舞台になっていることから、
主人公「いがみの権太」にちなんで考案。
権太はすし屋の勘当息子だったが改心し、平維盛を救うために命を落とした、
恩義を貫こうとする気の優しい人物として描かれる。』
・・・だそうだ。。。
みんなに「”ごんた”は僕(息子)のことだろう~」と声を掛けられたが、
たぶんゆるキャラごん太くんの「気の優しい人物」という部分ではなく、
「悪がき小僧=ごん太」ということだろう。
ちなみにその「悪がき小僧=ごん太」は関西ではよく使われる言葉で、→★
うちの息子なんか近所のおっちゃんおばちゃんによく
「ごんたくれやろ~」とか言われるんですが、
その「ごん太」の由来がこの「いがみの権太」から来てるらしい。
そんな名前の由来のある場所に近々住むことになろうとは、
これはどうしても偶然とは思えない。
やはりこれは呼ばれてるってことか。。。
ごん太くんはごん太くんの町に住むのが一番ってことね。
ま、そうやってみんなにかわいがられればそれでよし。
地域の人ともたくさんお話できたし、とても楽しい運動会でした。
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by kaorelax0307
| 2012-05-12 19:55
| 吉野