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カオリラックスのリラックスブログ

池田修三さんと言う人の作品に惚れる


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池田修三さんって方をご存知でしょうか?

私も含め、アート好き、デザイン好き、な人が周りに多いのですが、
たぶん、知ってる人はあんまりいないんじゃないかなぁ?って思います。

私はこの雑誌で知り、大大大ファンになってしまいました。

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のんびり」っていう秋田のフリー雑誌です。
でも、全国の色んなところに置いてあります。

何故この雑誌の存在を知ったかと言うと、
昨年、奈良の県立図書館に
この雑誌の編集長の藤本智士さんがトークショーに来ていたのを聞きにいったからです。
そのときに上記の雑誌をもらい、
特集の「池田修三」さんのことを知り、
その画風(これは版画です)もさることながら、
そのお人柄(平成16年に82歳で逝去)にもすっかり惚れてしまったのでした。

そして巻末のこのページで運命を感じ(?)

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思いのたけを2枚のハガキに込めて応募したところ、
なんと1名の枠に当選してしまったのです!!

それが、こちらです。

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我が家の玄関に堂々と飾ってあります。
来られた際には是非じっくりとご覧ください。

そしてこの額と一緒に編集部さんからのメッセージがありました。
「素敵なメッセージに編集部一同心をうたれ、
ぜひ池田修三さんの作品を受け取っていただければと、こちらを贈らせていただきます。」

いやぁ~、うれしかったです。
ハガキの入った抽選箱に手を入れて、
グルグルグル~(ドラムロールの音)「はい!こちらのかた!」って言う選び方じゃなく、
きちんとハガキを読んでくれたんだなぁって。

その後、秋田で展覧会があったのでお花を贈らせてもらったり、
私が出来る限りの範囲で応援してきたのですが、
今回なんと大阪で展覧会があると知り、急いで駆けつけました。

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展覧会は梅田のHEP HALL。
久しぶりの大都会。私も息子も大はしゃぎ。
(この時、ついでに義兄の働くおすし屋さんにも出向くのですが、そちらはまた後ほど。)

展覧会の様子は撮影できなかったのですが、
普段あまり感動を口にしないダンナも「すげー」と言っていたほどすごいです。

こんな言い方は失礼かもしれないけど、
言ってしまえば「ちょいひと昔前の人」の作品とはとても思えない。
ノスタルジックな雰囲気はありつつも、色使いといい、レイアウトといい、題材といい、
現代的なセンスも感じるし、引き出しの多さも感じて、
そして池田修三さんのお人柄がよーく表れているなぁ、と深く感動しました。


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私はこの作品集とポストカード、そして、


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こちらの作品をお買い上げ。

作品を買うだなんて、なんて成金な~、とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
いえいえ、私らは相変わらず質素倹約な生活を強いられています(?)。
でも、池田さんに敬意を払い、是非買わせてください、と言う気持ちで購入させていただきました。

池田さんって人は、自分の絵が高くなることをとても嫌がったそうです。
作家さんとは関係ないところで値段が吊りあがり、
投資という形で作品が売買され、
人々の目に触れることなく仕舞いこまれてしまうことを悲しく思っていたそうです。

池田さんの作品は、出身地である象潟(さきがた)というところの広報誌の表紙、
地元銀行の通帳、カレンダーなどに使われていたようですが、
一切謝礼を受け取らない、講習会には自費でいらっしゃる、
でも、パーティなどには参加しない、
とにかく自分の作品を喜んでくれる人がいるなら、という気持ち一つで
作品を作っていた人なんだなぁっていうのが窺えます。

そんな池田さんを象徴するような、でもとても驚いたのは、
池田さんの作品を結婚祝、引越し祝などで贈りあう風習があり、
各家庭に普通に飾られているらしいです。
別にアート好きとかそういう人ばっかりじゃないと思うのに、
むしろ田舎のそういうところでそんな人は少ないと思うのに、
絵を贈り合うだなんて、とっても素敵な風習ですよねー。

で、私が購入したこの作品、いくらでしょうか?
ハガキより一回り大きいサイズで、額付きで、
大きな声で言えませんが、

7350円!

読めましたか?ゼロが一つ少ないんじゃないですよ!
ほんとにこの値段。
今でこそもうないですけど、私、一万円単位で無駄なショッピング、相当してましたから。
一度着てほとんど袖を通していない洋服類、
別に特別きれいになることはない高級化粧品、、、。(遠い目)
それを思えば、飾ってある作品を毎日何度も眺められ、気持ちがほっこりし、
「池田修三」という人に敬意も込められる。
とっても有意義なお金の使い方じゃあありませんか。

展覧会は東京でもやってます。大阪も10・7までやってます。
新潟、福岡、熊本でもやってます。(友達の住んでる地域を紹介してます)
残念ながらまだ名古屋は予定に入ってませんが(涙)
ほかにも色んな場所で開催してます。
展覧会情報→http://www.shuzoikeda.jp/
ぜひ、お近くの方は池田修三ワールドを確かめに行って見てくださいね。

大阪会場で藤本さんに
「いろんな人に広めてね」と仰せつかったので、微力ながら宣伝でしたー。


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by kaorelax0307 | 2013-10-01 10:47 | 芸術