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カオリラックスのリラックスブログ

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熊野詣でに行って来ました。その5<熊野古道を歩こう>


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いよいよ本日は
ちゃんとした(?)熊野古道を歩きます。
舗装された道じゃなくって、昔ながらの古道です。


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定番のコースは、地図の左真ん中あたりにある
『発心門王子』から本宮大社まで(約10kmくらい)らしいのですが、
我が家にはわがままな2歳児がおりますし、
それはちょっと無理だろうということで
囲みのある『伏拝王子』から本宮大社まで(約4km)を
歩くことにしました。

今考えたら、4kmって結構長い。
しかもアップダウンの激しい山道の4kmは
2歳児にとったら相当な道のりだったようです。
しかしかーちゃんはそんなことお構いなし!
お前をビシバシ鍛えてやっからな。

というわけで、『伏拝王子』まではバスで行きます。
そこには和泉式部の説話にちなんだこんな句があります。

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「晴れやらぬ 身の浮雲の たなびきて 月の障りと なるぞかなしき」

当時、寺院などに月の障りの人、
つまり女性の月のものになってる人は入れないという掟が定番でした。
和泉式部はやっとの思いで京からここまで来たのに
本宮間近で月の物になってしまい、悲しみにふけっていました。
でもその晩、熊野の神様が夢に現れ
「月の障りとなっていてもいいですよ~、おいでなさい~」
と言うような意味の句を返歌した、とされています。

これはあくまで説話で、
熊野の神様は、それだけどんな方でも受け入れる心広き神様なのです。

うんちくはさておき。

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ここから見える景色がまた良く。

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このグラデーションに私は弱い。

しっかり充電していざ!熊野古道!
・・・と、思いきや・・・、

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早速ぐずっています。

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「バス!バス乗る!」
・・・ておい、お前は現代っ子か!
スタート地点からこれでは先が思いやられます。

しかしこうなることは想定の範囲内。
私は決めていました。
今日は容赦なく息子を鍛えると。

狭い日本の道路事情。
いつもだったら車が危ないので
駄々をこねたら歩き出すまで一緒に待つか
最悪抱っこして行かねば先へ進めません。

しかし今日は、なんてったって熊野古道。
別に急いだ旅でもないし、
車も通らねば連れ去りなどの危険もたぶん、ない。
今日は駄々をこねたら置いていく!
そう決めてました。
泣けば抱っこしてくれるもんだと思うなよ。
かーちゃんは本気なんだ。
お前も本気で戦いに来い!

と、いうわけで、
泣き喚く息子を置いてスタスタ歩き始めました。
(とは言いつつ、片側が崖だったりするので気をつけながら)

そこへ、救世主あらわる!!

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(私が変な顔してたので消してます)
バラの花をどうぞ・・・
ではなくって、
地元のおっちゃんに遭遇し、
植物で作った飛行機を息子に向かって飛ばしてくれました。

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すっかり心奪われた息子。
こういうところ、単純な性格でよかった。

左とん平似のおっちゃんに私たちも心奪われ、
ちょっと世間話をしていたら
『伏拝王子』の絶景が見えたところにあるお宅がおっちゃんの自宅でした。

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結局またスタート地点に戻り、おっちゃん家の庭で絶景を眺める。


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井戸水飲むか?と息子にくださる。


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「男の子は木登りできるくらい逞しく育てなあかん!」と
自ら手を使わず登れることをアピールしてくださる。

息子といると、こういう遭遇がとても多い。
普段でもちょっと困っていると
良いタイミングでおばちゃんやおっちゃんが現れて
いつの間にか解決する。
特に息子はおっちゃんキラーで、
息子もおじいちゃん大好きっ子だからか
おっちゃんを呼ぶ率が、そして一瞬の相思相愛になる率が
非常に高いのだ。

思えば私も、
一昔前はおやじキラーの名を欲しいままにしていました。
行く会社行く会社でおやじに好かれ、
時には本気で困ったこともあったっけ。。。(遠い目)


そんな戯言はさておき、
おっちゃんとはここでさよならし、
すっかり機嫌の戻った息子と気を取り直して再スタート!

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・・・ですが、長くなるので次の日記にて。
by kaorelax0307 | 2012-01-26 06:13 | 熊野詣2012

熊野詣でに行って来ました。その4<川湯温泉の仙人風呂>


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宿泊は熊野本宮大社から車で5分ほどの、
川湯温泉にしました。
ここは川から温泉が湧いていて、
11月から2月の間だけ
川をせき止めて作る仙人風呂が名物です。
今冬は昨年夏の台風の影響でオープンが1ヶ月遅れたそうですが、
再開できて良かったですね!


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ほら、川からの湯気が見えますか?


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こんな絶景を楽しみながら入れます。


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プールのような広さ。
水着着用必須なので、女性も安心して入れます。
私ももちろん入りましたよ。
あ、ちなみに無料です。
公共浴場なので宿泊しなくても入れます。


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てへっ


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身も心もあったまり、気分は最高。


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勢いづいて両手投げだ。


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おーい!見えますかー。
余談ですがね、
私たちが泊まった宿泊先は
一泊二食付きで5000円の超格安宿でした。
はっきり言って、部屋はビジネスホテル並の狭さで
建物もボロボロでしたが、
食事とお風呂は姉妹館の
一泊1万5000円以上するホテルを使用できるし、
ボロ宿の方のお風呂もヒノキ風呂だし当然温泉だし、
とても快適でした。

なので、ガソリン・高速代、ぜーんぶ合わせて
3人で2万円くらいで楽しみました。
失業保険生活の我が家が優雅に旅行できるわけがないので、
ま、そういうことなのです。

次は熊野古道を歩きます。
by kaorelax0307 | 2012-01-19 23:42 | 熊野詣2012

熊野詣でに行って来ました。その3<熊野本宮大社>


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どうですか、この自然そのものの形。
山が出来て、その間が削られて、川が出来たという
模範解答のような風景ではないですか?

以前の高野山~龍神温泉の日記でもそうでしたが
和歌山って本当に自然がたくさん残っています。以前の日記→
以前、県の広報を見たら、
なんと県の70%以上が森林なんですって。

しかしその分、災害も多いんですよね。
記憶に新しい2011年9月の台風12号。
こちら熊野はその影響をもろに受けました。

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普段はこんなに広く穏やかな熊野川。
でも、

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川の道を挟んで建っていた建物はこの通り。

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こちらはがけ崩れの後。

主要な道路はほぼ開通しており、
温泉や観光スポットへ行くには何ら問題はないのですが、
ところどころこういった光景が生生しく残っています。
こういう場所を目の当たりにするたびに、
絶句し、身震いするような自然の驚異を感じました。

そんな降雨量の多い熊野。
実はこれから向かう熊野本宮大社は
以前、12社あった社殿のうち9社が雨で流されていたんです。

その前に、熊野には大社が三つあります。

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熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社。
これらを合わせて『熊野三山』と言います。
今回は真ん中辺りの熊野本宮大社へ行って来ました。


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これが明治22年までの熊野本宮大社。
川の中州にあったんですね。
参詣者はやっとのこさで熊野古道を歩いてきて、
鳥居が見えて「やったー!」と思ったら
最後にこの熊野川を渡らなければいけなかったのです。
これは身を清めてから神様に会うという意味があるのです。

しかし最後の最後でこの川攻めかぁ。。。
結構流れが早かったらしいのできつかったろうなぁ。

そういうわけで、川の中州にあった熊野本宮大社。
けれど、明治22年の大洪水によりほとんどが流されてしまったのです。
それにより残った社殿は現在、山の上に移築されていますが、
あくまで本殿は中州のところで、現在の場所は仮社殿、なんですって。
なので、当時の大鳥居はそのまま残されており、
現在でも神聖な場所として崇められています。

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この大鳥居は日本一でかい鳥居だそうです。
なのにこんな中途半端な写真しかなくてごめんなさい。

というわけで、現在でいう仮の本宮大社へ。

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もっと山の奥のほうにあるのかと思ったら、
結構道路のすぐそばにあっけなくありました。
元の社殿のあったところから500mほどです。


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これだけ階段があれば、川の増幅による浸水は免れるかな。


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じゃーん!
萱葺きの屋根がとても荘厳なイメージを醸しています。

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でも向かって左の社が修復中でした。
残念!

あともう一つ残念だったのが
この時期は仕方がないのですが、
お守り売り場にいる巫女さんや男巫さんらが
みんな学生のアルバイトで全然ありがたみがないこと。
バイト同士で喋っていたり、対応もキビキビしていなくて
せっかくの衣裳を着ているのにまったく神聖な雰囲気がなく
少し興ざめしてしまいました。

ただ、中には素敵な子達もいました。
息子に風船をくれた男の子がいるのですが、
2度も風船を飛ばしてしまったのです。
その度に号泣する息子に対し、
数人の男女が優しく接してくれて事なきを得ました。

この日は年に一度の八咫烏(やたがらす)神事という催しがありました。
私はそのイベントがあることを
旅館を予約してから知り、無理言って予定を一日遅らせたのでした。

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会場となる社殿。

この神事では熊野の護符「牛王神符(ごおうしんぷ)」に押される
「宝印(ほういん)」を押してもらいます。

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真ん中の朱が「宝印」。
ちなみにこの「牛王神符」。
カラス文字で右から「熊野●●」と書かれています。
左は忘れちゃった!
カラスで書かれているのがちょっとかわいい。
なかなかなデザインだと思います。

そして八咫烏とはご存知の通り
サッカー日本代表マークにも使われている
三本足の烏のことです。
なぜ八咫烏神事というかはよくわかりません。
でも、とっても神聖な神事です。


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社殿に入り、長い長い祝詞(のりと)や儀式の末に
足がしびれてどうにもならなくなった頃、
やっとメインイベントの宝印の時間がやってまいりました。


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先にいただいていた半紙みたいなのを手の平に乗せ、
それを宮司さんに向けると
宮司さんが思いっきり強い力で「えいーっっ!!」と言いながら
押印してくれます。
中には尻餅をついてしまったり後ろで支えてもらったり、
「やーっ!」と自分も呼応している人もいましたが、
私はなんとか自力でむむむーーっと耐え押印してもらいました。

神事が終わった頃にはすっかり陽も落ち
大鳥居が美しくライトアップされていました。

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これもまた中途半端な写真で、、、。

次は温泉と熊野古道を歩いた日記です。

その4につづく。
by kaorelax0307 | 2012-01-15 11:02 | 熊野詣2012

熊野詣でに行って来ました。その2<熊野古道>


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ずいぶん山深いところまでやってきました。
ここは熊野参詣道の一つ、中辺路(なかへち)です。

熊野へ詣でるには色々な道があります。
まずはその説明から。(勉強したので言いたくてしょうがない)

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今の時代で言う田辺~熊野ルートを中辺路、
高野山~熊野ルートを小辺路(こへち)、
紀伊半島末端をぐるりと進むルートを大辺路(おおへち)、
伊勢から来るルートを伊勢路、
ここには載っていませんが、
小辺路と伊勢路の中間あたりにある
吉野・大嶺から来るルートを大嶺奥駈道(おおみねおくがけみち)、
と言います。

熊野詣では平安時代中期ごろから信仰を集めるようになり、
法皇や上皇などの皇族らの参詣が盛んになりました。(これを熊野御幸という)
その中でも白河上皇が生涯の間で9回もの熊野詣をしたことにより、
熊野信仰が熱狂的高まりを見せたようです。

その後、鳥羽上皇21回、
後白河上皇にいたっては34回もの御幸をしたらしいです。
ちなみに天皇の時は行事などに忙しく
誰一人として参ってないらしいです。
天皇の父親としての
権力と富と自由のなせる旅ってわけですな。

室町時代頃には武士や庶民にも広まり、
『蟻の熊野詣』と言われるほどの賑わいだったようです。

今で言ったら、
パリスヒルトンだとか叶姉妹の持ってるものが
庶民の憧れとなって、
同じ物を持つために行列作って並ぶ、みたいな感覚!?
(この例えについては深く考えないように。)

平安時代と言ったら都は京都。
京都からとことこ歩き、
淀川を船で渡り、
上の地図の水色の経路をずーっと徒歩で来るのだから、
昔の人は本当にすごいなぁと感心。
もっとも、偉い人は馬に乗ったり籠で運ばれてくるんでしょうが。
それでも、時には野宿ということもあるでしょうし、
食べ物だってそんなに大したものは食べられなかったはず。
すごいですねー。

というわけで、
私たちは上皇たちの主なルートだった中辺路を
文明の利器である車を使って辿りました。
うーん、快適。
(中辺路と311号線が平行して通っています)


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途中、車を降りて、
「野中の清水」という美味しい水が湧き出るスポットへ。


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道を登っていくとなんと野生のサルがいっぱい!
これにはびっくり!
息子は「アイアイ!」と大興奮。
息子の大声にサル達もびっくりして警戒気味でした。
(写真はすべてクリックで大きくなります)


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地元のおばあちゃんに遭遇。
おばあちゃんは山道をとことこ歩いてきて、
2リットルのペットボトルに水を汲みに来たんだそう。
これをまた持って帰るなんて大変だぁ、、、。

私たちはペットボトルも何も持ってなかったので
手酌で拝借。うーん、うまい!

しばらくおばあちゃんと談笑。
「ここは空き家が多いんやわ。来てくれるなら大歓迎やで!」
とスカウトされました。

そののち、
「あんたらペットボトルなんか持ってないやろ?
それ、やるわ。」と言い残し、スタスタ帰っていきました。

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美しい去り際のおばあちゃん。お元気で!

そこから歩いてすぐのところに「野中の一方杉」がありました。
私はずっと『一本杉』だと思っていて、
ダンナくんに「『一本杉』って名前だけど何本も大きい杉があるらしいよ。」と
得意げに説明していました。

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わかりますかね?これ、相当でかいっす。

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この杉を目にしたとき、
あまりのでかさに雄叫びを何度も上げなくては気がすまないほど、
びっくりおののきました。

ここではこの木が一番大きかったけど、
ほかにもでかくまっすぐ伸びた杉が何本も!
そしてこの後、だんなくんに
「ちゃうやん、『一本杉』やなくて『一方杉』やん。」
と言われてますますびっくりするのでした。


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こんな風情あるお茶屋さんも。
ここは本当に気持ちのいいところでした。
当時の人たちはきっと、
険しく厳しい山道を登ってきたところでここに辿り着き、
美味しい清水で喉を潤し、
杉を見て疲れを癒し、
お茶屋さんでくつろいだことでしょうね。

そんなことをずーっと空想しながら
私たちの旅はまだまだ続きます。

その3へつづく。。。
by kaorelax0307 | 2012-01-12 06:43 | 熊野詣2012

熊野詣でに行って来ました。その1


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熊野の川湯温泉にある仙人風呂に浸かる2人。
ここは河原を掘ると温泉が湧き、
川がそのまま温泉になるという珍しい温泉です。


年が明けて最初の土日で
念願だった熊野~十津川へ行ってきました。

熊野といえば世界遺産。
でも、和歌山に引っ越してくるまで漠然としか知りませんでした。
世界遺産になったのは熊野だけではないんですね。
正確には『紀伊山地の霊場と参詣道』のすべてが世界遺産なんですって。


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この地図の道、神社仏閣、その周りの自然、
すべてが世界遺産。
なので、和歌山だけでなく奈良、三重の3県にわたって
一つの世界遺産となっているんですねー。

で、今回私たちが向かったのは白く囲んである、

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熊野古道の中辺路(なかへち)、熊野本宮大社、玉置神社です。

山、歴史、神社仏閣が好きな私にとっては
すべてを兼ね備えたヨダレが出そうな今回の旅行。
一瞬たりともムダな時間を過ごしたくない、というわけで
古道や神社仏閣などについての歴史、よもやま話など
あらゆる情報を集めて手帳にびっちり書き込んだ上、
ダンナくんへのプレゼン資料として
こんなパンフレットまで作りました。

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こういう前準備が超楽しい。
旅の前から興奮MAX!

そんな旅の状況は次のブログにて。。。
by kaorelax0307 | 2012-01-11 17:21 | 熊野詣2012

2012!


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今年もよろしくお願いします!!


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2012年1月2日
雪の舞い散る奈良・吉野にて
by kaorelax0307 | 2012-01-05 16:05 | 吉野